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RPAを使ってこんなに効率化できました!(パート4)

こんにちは!会計事務所RPA研究会事務局のA子です。

これまで3回にわたってご紹介した、こんなに効率化できましたシリーズ

RPAを使ってこんなに効率化できました!(パート1)小口の入力
RPAを使ってこんなに効率化できました!(パート2)銀行CSVからの自動仕訳
RPAを使ってこんなに効率化できました!(パート3)普通預金変換ロボ

本日4回目は、飲食店やリラクゼーション、マッサージサロンといった
店舗型ビジネスの売上入力についてご紹介いたします!

おそらく、このコラムをお読みの会計事務所様の中でも、
店舗型ビジネスをされている顧問先をお持ちの方がほとんどではないでしょうか?

店舗型ビジネスでは、売上の特徴として
・毎日(全営業日)売上が発生する
・現金での売上の他に、クレジットカードや電子マネーなど売掛金の処理が発生する
・1店舗だけではなく、多店舗展開している場合も多い
などがあるかと思います。

こういった売上管理の方法ですが、顧問先によってかなりばらつきはありませんか?
私のお客様でも、
店長さんがエクセルに入力しているところもあれば
レシートのジャーナルをノートに貼り付けているところもあれば
日付と金額をメモした封筒に現金を入れているところまで
実に様々な管理をされています。

売上の数字を会計システムに入力するときも、
顧問先によって全く形式の異なる売上の情報(エクセル、ノート、封筒!)を紐解き、
不明点を確認しながら進めることは、とても手間のかかる作業です。

この作業を効率化するべく、RPAを使ったフローを考えました。
その名も、売上入力ロボ

仕組みは簡単!
基本的には店長さんや経理担当者に専用のエクセルに日々の売上を入力してもらい、毎月エクセルをもらうだけ。

日付 コード(1:現金 2:売掛金) 補助科目 金額 摘要
2021/11/17 2:売掛金 クレジットカード 5,500 20211117売上

※店長さんに入力してもらう部分は赤色のところだけです。
※補助科目や摘要には、その会社のルール(店舗名を入れるなど)があれば入力してもらいます

エクセルを受け取ったら、あとはRPAを使って弥生会計のインポート形式に変換し、
一括でインポートするだけ!
所要時間はわずか3分です!

顧問先の中には、店長さんのエクセル入力が難しいところもあると思います。
そんなところは、優秀なアルバイトさんにお願いし、ノートや封筒の情報をエクセルに転記してもらっています。

この数ヶ月、少しずつではありますが、RPAを使った効率化を進めています。
まずは月次の業務フローを見直し、
・手間がかかっている作業はどこなのか、
・どうやったら自動化できるのか、
・そのためにはどんなエクセルシートを準備しないといけないのか
・最終的にどういった形ができあがればいいのか、
常に考えながら仕事をしています。

効率化といっても、ロボットが出来上がり、実際の業務が回せるようになるまで時間もかかります。
通常業務で忙しい中で、RPAの作業をすることは、かなり負担が大きいものです。
実際に、多くの契約事務所様が、途中で挫折される姿を目にしてきました。

それでも私がRPAを使った業務効率化を進める理由、
それは、従来通りのアナログなやり方を続けていても、競争に負けていくことが明白だからです。
顧問先から信頼され、満足される会計事務所であり続けるには、
【人間】にしかできないサービスをどれだけ提供できるかにかかっているかと思います。

ロボットでできることはロボットにさせることで、【人間】は【人間】にしかできない仕事に専念することができます。

【人間】にしかできない仕事、それこそが、付加価値の高い仕事であり、お客様に喜ばれるサービスだと思います。

『人とロボットの共生』『創造と分かち合い』
研究会の経営理念でもあるこの2つの言葉に、日々励まされながら仕事をしています。
これから本格的な繁忙期に入りますが、ぜひ一緒に頑張って乗り越えましょう!

 

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