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RPAは何でもできる?

こんにちは、会計事務所RPA研究会事務局のA子です。

ここ数年で一気に拡大しているRPAですが、
会計事務所の皆様とお話をしていると、
一部の方がなんとなく間違ったイメージを持たれている場合もあるような気がしていて、
少しだけ危機感を感じております。
本日はそこについて、私個人の見解を。

RPA=パソコンでの作業を自動化してくれる
ということは、既に多くの方が理解されているかと思いますが、
最近は
RPA=パソコンでの作業を何でも自動化してくれる
と認識されている方が一定数いらっしゃるように感じております。

『何でも自動化できる』
これは、もちろん間違いではないのですが、
これを実現させるには、考えられるあらゆる条件を作業手順に落とし込み、ルール化し、
どんな場合でもスムーズにRPAロボットが実行されるようにシナリオを作りこむ必要があります。

・複雑で難易度の高い業務、
・イレギュラーが多く発生する業務
・人によって作業手順が大きく異なる業務
こういったものは、シナリオの長さも非常に長くなりますし、
作りこむことも容易ではありません。

いざ、超大作のシナリオが完成しても、
(それだけロボットの工程が多いということですので)
例えばシステムのアップデートやUIの変更により、
ロボットが止まる可能性も高まることが考えられます。

となると、ロボットで自動化する作業は
・単純な繰り返し作業
・毎月(毎週・毎日)など、頻繁に発生する作業
・条件による分岐が少ないわかりやすい業務
の方が向いているということが言えるのではないでしょうか?

RPAを導入すると決めたとき、
最初から大掛かりな部分を自動化を希望される会計事務所様もおられますが、
結局のところ、RPAを使いこなされている会計事務所様は、
『小さな単純業務の自動化』をこつこつと積み重ねられ、
半年後、1年後に結果として、多くの場面で効率化が進んだという流れが
ほとんどのような気がします。

『アーリースモールサクセス』
これは、コロナ以前のセミナーでお話しさせていただいた内容なのですが、
RPAは、早い段階での小さな成功を積み重ねることが非常に大事です。

弊社では、ユーザーサイトの中に、数多くの『アーリースモールサクセス』のヒントを
ご準備しております。

ぜひ一緒に少しずつ自動化を進めていきましょう!
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