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RPA導入で失敗する会計事務所の共通点3選

こんにちは!会計事務所RPA研究会のK子です。

梅雨に入り、ジメジメムシムシとした毎日が続いていますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
この季節、気圧や湿気の影響でなんとなく体がだるかったり、
業務への集中力も落ちやすかったりしますよね。
そんな中、繁忙期が明けて、やっと落ち着いた日常が戻ってきた・・そんな方も多いのではないでしょうか?

「今のうちに、業務効率化について見直しておこうかな」
「職員さんたちがバタバタしないように、次の繁忙期までに体制を整えておきたい」
そんなことを考えるにはぴったりのこのタイミング。
今回は、そんな皆さまに向けて「RPA導入の失敗例とその回避法」をテーマにお届けします!


“なんとなく”で導入は危険です

「最近よく聞くから」
「よくわからないけどDX化を始めよう」と、
なんとなくRPAを導入しようとお考えではないでしょうか?
RPAは確かに便利なツールですが、
導入方法を間違えると、かえって職員の方の負担が増える結果にもなりかねません。

今回は、会計事務所でよくある
“RPA導入の失敗例”と、そこから学べる“成功のヒント”をご紹介します。


1. 「目的が曖昧」

“何のために”が抜け落ちている

「他の税理士事務所がやっているから」
「助成金が使えるから」といって漠然としたイメージで始めると危険です。
導入の目的(例:仕訳作業の時短化、給与計算業務の夜間自動化など)を明確にすることで、
どこに時間とコストをかけるべきかが見えてきます。

成果が見えないまま終わると、
「やっぱりウチには合わない」となってしまうことも少なくありません。


2. 「使う人が限られている」

“担当者任せ”が落とし穴に

一部の職員に丸投げされ、使い方を共有されないケースが多数あります。
RPAは「設定して終わり」ではなく、日々のメンテナンスや改善が必要なツールです。

結果として“属人化”が新たな問題を生み、
結局活用が止まってしまう例も。
成功している事務所様は、チーム全体でRPAに関わっていくよう工夫されてることが多いです。


3. 「最初から“全部自動化”を狙っている」

スモールスタートの重要性

最初からフル自動化を目指すと、複雑なロボット設計が必要になり、挫折しがちです。
「Excelの転記作業だけ」「メール送信だけ」といった、
“単純だけど手間な業務”から着手して効果を実感ていくことが大事です。

小さく始めて、段階的に拡げていくことが、継続的なRPA活用のカギとなります。


おわりに

RPA導入で「失敗した…」と感じてしまうのは、ツールの問題ではなく
“使い方”の問題であることがほとんどです。

小さな自動化からスタートし、事務所内で目的を共有できる形を整えることで、
RPAは確実に会計事務所の業務を変えてくれます。

もし、
「何から始めればいいか分からない」
「うちのやり方に合うのか不安…」
と感じていらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください!


会計事務所向けに特化したRPA・OCRの導入支援を行っている私たちは、
業務の棚卸しから導入支援、操作サポートまで一緒に並走させていただきます。

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