RPAコラムRPA-COLUMN
絶対にミスのないチェック機能・アラート機能
こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。
RPAロボットの、最大の特徴の一つとして、
「ミスがない」という点があります。
特に、大量のリストから一定の条件に沿うものをピックアップする作業は
非常に得意な分野です。
「見落とし」「チェック漏れ」「やり忘れ」等は基本的にありません。
では、この特徴をどういった場面に活かすことができるのか、
具体例をお伝えしてみましょう。
●残業時間が一定時間を超えているスタッフを抽出する
●業務時間外にシステムにアクセスしているスタッフを抽出する
●年末調整書類未提出、健康診断未受診などのスタッフを抽出する
●二重仕訳の可能性がある仕訳を抽出する(同一日付・同一金額などの条件で抽出)
●必ず数字が合っているべき項目のうち、不一致のものを抽出する
●在庫数が一定基準を下回った場合に、担当者に知らせる(チャット等)
●顧客の記念日(創業記念日や社長の誕生日など)を担当者に知らせる(チャット等)
etc.
この辺りの作業については、
多くの企業や事務所でお心当たりがあるのではないでしょうか。
人手に頼る場合、
人間ですから、どうしてもミスが起こり得ますし、
つい忙しいと忘れてしまうこともあります。
しかし、RPAは、指示されたことは、愚直なまでに忠実に実行しますので、
「しまった!」を減らすことができるのです。
いかがでしょうか。
RPAによる複雑な自動化にいきなり取り掛かるのはハードルが高くても、
例えば上記のような、「絶対にミスのないチェック機能・アラート機能」として
RPAを活用するだけでも価値がある気がしませんか?
そして、逆に言えば、
「社長の誕生日だけれど、今はお祝いの雰囲気ではないから控えておこう」
といった気遣いはRPAにはできませんので、
そこは、RPAロボットと人がタッグを組み、
より良い対応を選択していければベストかと存じます。
まもなくスタートする新年度。
ぜひRPAの活用を視野に入れてみてくださいね!