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無料RPAのメリット・デメリット

こんにちは。会計事務所RPA研究会のS美です。

RPAが知られるようになって数年が経ち、

最近では完全に無料のRPAも登場していますよね。

本日は、そんな「無料RPA」について、

メリット・デメリットを整理してみましょう!

メリット

無料RPAのメリットとしては、言うまでもなく

費用がかからない」ことです。

●費用がかからないので、試すハードルが低い

●費用がかからないので、失敗のリスクが低い

●費用がかからないので、別の物事に費用をまわせる

などがあります。もう少し詳述しましょう。

試すハードルが低い

RPAが気になっているものの、なかなか予算がおりそうにない、

上司の許可が出るかわからない、というケースは多々あるものです。

また、どの業者を使うか決めかねるケースもあるでしょう。

こうした時に無料RPAであれば、予算がなくとも試せますし、

一旦使ってみてその感触や効果を元に上司にかけあうこともできますし、

複数の業者を並行して試したとしても費用等での問題はありませんので、

気兼ねなく使ってみることが可能です。

失敗のリスクが低い

RPAを導入したものの、やはり現場に合わなかった、

使いこなせなかった、といった理由で、

RPA活用を断念するケースも実際にございます。

そんな時に、既に初期費用などを投資していたり、

月々の費用を支払っていたりする場合、その分は返ってきませんよね。

その点、無料RPAであれば、無駄な費用になるリスクを回避することができます

また、複数社を気軽に試せるので、より合う業者を選ぶことにつながるかもしれません

ただ、実のところ「無料ゆえ、失敗リスクが上がる」という見方もあるので、

その点については、この後の章をご覧ください。

別の物事に費用をまわせる

詳述するまでもありませんが、

RPAにかかる初期費用や月々のコストを別の予算に充てることが可能です。

どこに投資すべきか広い目で比較検討し、

より自社にとって効果的な分野に投資することができます

デメリット

一方で、デメリットもあります。

機能制限や利用上限があり、活用の範囲が限られる

無料RPAの場合、

●使用できる機能が限られている

●作成できるロボット数に上限がある

●スタッフ数や年間の収益、使用台数などの条件があり、
その条件を超えていると利用できない

などのように、何らかの制限や上限のあるケースが多く、

思うような自動化に繋がらないケースもあります。

「まず試してみたい」というケースには向きますが、

ゆくゆくしっかりと自動化を検討している場合、

対応しきれず不便になるケースもあるでしょう。

サポート体制がない

RPAを活用するにあたり、不明点やエラーなどが出るのは

特に初期ほど日常茶飯事ではあるのですが、

そんな時に、有料のRPAであれば、

カスタマーサポートを頼れるケースがほとんどです。

その他にも、会員向け勉強会やロボット作成代行などもあり、

スムーズな稼動のために、何らかのサポート体制を使われる方が多いかと思います。

一方、無料RPAは、無料である分、それらのサポート体制は薄く、

あるとしても、ユーザー同士のコミュニティでの質問制度など、

プロのエンジニアが対応するものとは違ってくるケースが大半です。

更に、海外企業の無料RPAの場合、マニュアルやサイトが英語表記なこともあり、

それを読み解くのに時間がかかってしまうというデメリットも考えられるでしょう。

 

なお、先ほど「無料ゆえ、失敗リスクが上がる」という見方もある、とお伝えしましたが、

それが関係するのもこの点です。

サポートがないが故に、様々な課題を単独では乗り越えることができず、

本来は良いやり方があるにも関わらずRPAの可能性を手放してしまう

という状況が十分に起こり得るのです。

 

弊社でもクライアント様のサポート中に、

「こんなやり方があったんですね!」

「この発想はありませんでした。」

「このような場面で活用できるとは思いもしませんでした。」

などとお言葉をいただくケースが多く、

サポートを活用していただいたことで、

活用法や活用場面が広がっていることを日々感じております。

その良さが得られない点は、大きな痛手かもしれません。

サービス停止が起こる可能性がある

無料RPAの場合、その提供元の会社が無料RPAをやめてしまう可能性もゼロではありません。

実際に、そのようなケースもありました。

有料RPAでも、最悪の場合、提供元の倒産・廃業などの可能性がゼロではないのですが、

それでも、無料RPAよりは、はるかに安定的な運営が望めます。

このように、無料であるがゆえの脆弱性も心に留めておきましょう。

まとめ

以上、ここまで、ちょっと気になる「無料RPA」について、

メリット・デメリットをお伝えしてきました。

イメージは持てましたでしょうか。

 

一言で言えば、

無料の良さは、やはり気軽さ・手軽さであり、

その分、制限やサポートの薄さがある

ということになりますね!

 

なお、有料RPAであっても、

ほとんどの業者が、無料トライアル期間を設けているものです。

もし「お試し」をされたいのであれば、

有料RPAの無料期間を使うという手段もあります。

しかも、たとえ無料期間であっても、

有料と同等のサポートをしてくれる業者もあり、

その場合には、サポート面も含め「お試し」できるのです。

 

ぜひ皆様も、無料・有料の特性を理解し、

RPAの活用を進めてみてくださいね!

 

最後になりますが、弊社RPA「EzRobot」は、

月額44,000〜の低価格で、

サポート費用も全て含まれております。(サポート回数に上限もなし)

また無料トライアル期間も最低1ヶ月で設けており、

その期間中もサポート体制に差はございませんので、

ぜひ導入や活用法の部分から、充実のサポートをお試しいただければ幸いです。

ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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