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RPA導入成功の秘訣!スモールステップで始めるとは?

こんにちは。会計事務所RPA研究会のS子です。

先日、RPA入門セミナーを開催しました。
セミナーで、
「RPA成功の秘訣にスモールステップで始める」
ということがあるとお話しいたしましたが、
では、スモールステップで始めるってどういうことかイメージ湧きますでしょうか。

RPAの得意分野、苦手分野を理解する

何度も聞いているかもしれませんが、RPAにも得意不得意があります。

RPAが得意な作業
・転記作業
・繰り返し作業
RPAが苦手な作業
・非定型の作業

この特徴を理解した上で、次に自動化する業務の作業手順を洗い出してみます。

業務を分解する

例えば、「仕訳データを会計ソフトへ取り込む」というと、1つの業務について

① お客様から頂いた資料(紙資料やPDFデータなど)をデータ化する
② 勘定科目を設定する
③ 会計ソフトへ取り込めるようにCSV化する
④ 会計ソフトへ取り込む
など、簡単に分解してみてもこのような段階的な作業工程がありますよね?


そして、その1つ1つの工程内の作業の中にも、
転記などの単純作業の部分
振り分けるルールや基準がある部分
都度、人が判断している部分
があるのではないでしょうか?

1つのロボットで完了させることを目指さない!

A=Bと明らかな作業や事柄。
例えば、
日付、金額、摘要をExcelのこの部分に転記(入力)する
入力したデータを顧客別や月別など、決まったルールでフォルダへ格納する
など。
このあたりは、RPAの得意分野であり、RPAであればミスなく行うことができる部分にあたります。
では、
A=Bかもしれないし、Cかもしれない、
もしくは、今判断できないから一旦保留。
というような作業や事柄はどうでしょう?
大量のデータを処理していく中でも、1つや2つそのような部分が出てくることがありますよね?
その場合は、RPAでは

「不明ならば、エラー表示や確認できるように色付け」
という処理にしておいて、一旦その作業ロボットは終了。

エラー箇所や確認部分を人が確認して修正。

その後の作業は、またRPAを実行する。

というように、RPAで一気通貫で完了させることを目指すのではなく、
1つの業務においても、小さなロボットを複数組み合わせて、完了を目指す!
という形で、始めてみるのはいかがでしょうか?

スモールステップで始めるメリット

ロボットが止まってしまったなどのエラーの際の修正箇所が見つけやすくなったり
メンテナンスがしやすくなったりと、運用が楽になる面もあります。

また、RPA→人→RPA→人のような形で作業していく中で、
人が判断していたけど、これは判断基準が明確(ルール化できる)なと発見できるかもしれません。
その場合は、条件分岐をつけて、ロボットに追加することで1つ次の作業まで完結できるロボットへと少しずつバージョンアップできることもできます。

RPAでこんなことも自動化できるようになるんだ!
と初めの期待が大きすぎると、
「ロボット作成に時間がかかる」「ロボが止まって困る」
というように、がっかりしてしまうことも少なくありません。

だからこそ、小さく、小さく始めてみるというのも、導入初期にはおススメです!


私も始めて作ったロボットは、簡単なものでしたが、
たった一つの小さな作業でも、楽になったな!と感動したものです。

皆さまもこの感動、味わってみませんか?

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