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紙資料からの脱却!顧客からデータでもらうには?

こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。

以前開催した「AI-OCR×RPA自動化フォーラム」の

ゲスト講演の中で、印象的な部分をご紹介しているシリーズ。

 1回目:RPAのメリット・デメリット(本音編)
 2回目:RPAメンテナンスの手間→こう捉える!
 3回目:RPA導入のキッカケはコレでした。
 4回目:文字データ化の精度に感心した場面

本日も、ライズサポート税理士事務所の武渕先生のお話を

一部ご紹介したいと思います。

 

正真正銘の一人事務所として、

徹底的な効率化&生産性の向上を進めてこられた武渕先生ですが、

そのカギの一つは、紙資料からの脱却でした。

 

おそらく多くの事務所様でも

同様の課題を抱えていらっしゃると思いますが、

紙資料で成立しているルーティンを変更してもらうのは

なかなか難しいですよね。

 

では、武渕先生はどうやってココを克服されてきたのでしょう。

やはり一気に変更するのは難しかったそうです。

しかし、年月をかけて、徐々に変更に成功したとのこと。

 

まず、武渕先生は、紙資料のケースと、データのケースとで、

料金表を明確に分けたのだそうです。

(紙資料の場合は従来通りの料金、データの場合は値下げ)

 

例えば、記帳代行費用。

顧客の前年度の売上に応じて、

売上が高いほど代行費用が上がる設定はよくあるかと思います。

武渕先生の事務所もその設定だそうですが、

例えば顧問先の売上が伸び、このままだと代行費用がUPするというタイミングで、

「もしデータでのやり取りでもOKであれば、逆に値下げの料金でご案内できる」

という旨をご案内するのだそうです。

そうすると、多くのケースでデータ体制に移行していただけたとか。

 

逆に、顧客の売上が落ちてしまったケースでも、

「事務所として値引きはできないが、

データでのやり取りでもOKであれば、値下げの料金でご案内できる」

とご案内し、データに移行したケースもあったそうです。

 

このように、タイミングを見て、選択肢の一つとして提示することで

相手側もスムーズに受け入れやすかったご様子でした。

 

こうして、データ体制への移行が完成形に近づいてくると、

実は、顧客から受け取る代行費用の総額は全体として下がってしまうのですが、

紙資料をデータ化するための時間や労力、ストレス等を考えると

時間当たりの生産性は格段に上がったそうです。

その分、重要な仕事に時間や労力を投資できますね。

 

いかがでしょうか。

御社も、資料のデータ回収を夢物語として諦めてしまわず、

戦略的に長期的に取り組んでみませんか??

きっと、少しずつ実現できるかと思います!

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