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RPA活用事例 <請求書作成ロボ>
こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。
皆様の事務所では、請求書の発行や送付をどうされていますか?
最近では、郵送ではなくメール送付も増えているかとは思いますが、
いずれにせよ毎月の請求書作成は、単純で似たような作業の繰り返し。
かと言って、金額に関わることだけにミスも厳禁であり、
何かとストレスも溜まりますよね。
そこで、RPAロボットの出番です!
ボタン1つで、ミスなくスピーディーに請求書作成が完了する
「請求書作成ロボ」!
一度使うと、もう人手での作業には戻れなくなりますよ。
早速、ご紹介していきます。
請求書作成ロボ
あらかじめ、請求書作成に必要な情報をまとめた
Excelファイルを作っておきます。
例えばこのようなファイルです。
人手での作業はこのファイルの準備のみ!
あとは、RPAが担当します。
具体的には以下のようなシナリオです。
—————–
●請求先情報一覧のExcelファイルを開く。
↓
●上の行から1社分ずつ必要情報をコピー。
↓
●請求書のテンプレートを開く。
↓
●テンプレート内の所定の箇所に、
コピーした情報を順にペーストする。
↓
●指示したファイル名を付けてPDFとして保存。
所定のフォルダに格納する。
↓
●Excelファイルが空欄の行になるまで上記作業を繰り返し。
↓
●全て済んだら、Excelファイルやテンプレートなどを閉じて終了。
—————–
いかがでしょうか。
一度このExcelファイルとRPAロボを作っておけば、
あとは、Excel内の日付や金額を変更するだけで、
毎月、繰り返し、ロボットを使うことが可能です!
1社1社、人手でコピペを繰り返す必要はもうありません。
なお、上記ロボでは、
PDFを作成し保存するところまででシナリオを終えていますが、
例えば、定型文のメールに請求書PDFの添付までを済ませ、
宛先もリストから入力させ、「あとは送るだけ」という段階まで
ロボットに運用させることも可能です。
送付前に、人の目でチェックする必要はありますので、
送信の一歩手前までの運用になりますが、
そこまでやれば、随分と楽になるのではないでしょうか。
また、郵送の場合でも、
印刷指示までをシナリオに組み込むことも可能です。
このように請求書作成が一気に手離れしますので、
ぜひ皆様もRPAをご活用ください!
今後もまた、様々な活用事例をご紹介していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
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