RPAコラムRPA-COLUMN
RPA活用事例 <会議の議題確認・召集ロボ>
こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。
先日、ご契約者様とお話ししていましたところ、
定例会議の議題確認や召集連絡(or 中止連絡)に
RPAを活用されているとのことでしたので、
どんな内容かお伺いしてみました!
本日は、そちらをご紹介します。
会議の議題確認・召集ロボット
こちらの企業様では、
週に1度、チーフ・リーダークラスを集めての定例会議があるそうです。
ただ、「議題がしっかりとあり、積極的な意見交換が行われる会」と、
「皆でシェアしあうほどの進捗や議題のない会」がある、といったように
日によって会議の生産性にバラつきがあることが課題でした。
そこで、「事前に議題の有無や内容を共有し合えば良いのではないか」
という改善策があがったそうですが、
誰かが、関係者全員に対して事前に議題を確認し、それを取りまとめ、
改めてそれを周知する、という手間が毎週発生するため、
担当者の負担になってしまうのが難点でした。
一方で、それまでも、
会議のリマインドを前日に関係者へチャットで送信する作業を
RPAで自動化されていたそうで、
そのリマインドの仕組みを応用できないか?という話も上がり、
そこから生まれたRPAロボットだそうです。
具体的には以下のようなシナリオを組まれたとのこと。
※定例会議は毎週水曜日
—————-
●毎週木曜日になったら、
RPAが自動で「議題入力フォーム」を
関係者にチャットで送信する。
(その際、議題の入力〆切が翌週月曜である旨もお知らせ)
↓
●月曜日の〆切時間を過ぎたら、
RPAが入力フォームの集計画面にアクセスし
データをダウンロード。
↓
●入力されている議題の内容を別ファイルに転記して整える。
↓
●そのファイルを添付した状態で
会議前日の火曜日の朝に、関係者にチャット送信。
そのチャットで会議のリマインドも兼ねる。
—————-
いかがでしょうか。
これであれば、誰の手も煩わせることなく、
事前に会議の議題を共有できますよね!
なお、こちらのロボットの稼働後に更に応用され、
「誰からも議題の入力がなかった場合には、
その週の会議は中止にする旨の連絡をする」
というシナリオにアレンジされたそうです。
これにより、議題確認や取りまとめの手間を省けただけでなく
関係者に事前に議題が共有された状態で会議が始まることで、
進行もスムーズになり、より有意義な会議が持てるようになった、
とのことでした。
また、議題のない時には事前に中止がわかるので、
時間もより有効に使えるようになったとのこと。
いかがでしょうか。
このように、定例で行われる会議は
多くの企業や事務所に存在するのではないかと思います。
まさにその流れにRPAを活用することが可能です!
また、「定期的にデータにアクセスし、データを集計して、関係者に知らせる」
という作業は、他の業務にも十分応用できると感じました。
ぜひ皆様も、それらの場面でRPAを活用してみてくださいね!
今後もまた、様々な活用事例をご紹介していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
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