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RPA活用事例 <勤務時間超過チェックロボ>

こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。

今週より、不定期でお届けしている

RPAロボットのちょっとした活用事例!

(前回の「ブログ予約投稿ロボ」はコチラ

 

本日ご紹介するRPA活用事例は、

「勤務時間超過チェックロボ」です。

 

このロボットを作られた企業様では、

「なるだけ残業を減らそう」という風潮があるそうで、

今回、社員の意識付けのため、RPAを活用されました。

 

作成されたロボットの概要としては、

「前週の全スタッフの勤務時間データを勤怠システムから取り、

 働きすぎ傾向の方が何名いたかを、週の頭にスタッフ間に周知する」

というロボットです。

 

具体的には、

以下のような指示(シナリオ)を作成されたとのこと。

——————
●勤怠システムにログイン

●前週の勤務時間の集計データをダウンロード(Excel形式)

●そのファイルから、必要項目(該当週の勤務時間とスタッフ名)だけをコピー

●事前に別で作っておいた超過チェック用のExcelファイル(※1)に
 上記データをペースト
(※1:一定の勤務時間を超えているスタッフについて、
 +何時間オーバーなのかが分かる関数が入力してあるファイル)

●上記ファイルで、基準をオーバーしているスタッフ数をカウント

●全スタッフが入っているチャットグループに
 「今週の超過スタッフはx名です」「今週の超過スタッフはいませんでした」
 というメッセージを送る
——————

 

なお、誰が超過したのか、という個別の指摘をする目的ではなく、

あくまでも、スタッフ間で「この人数をなるべく0名にしよう」

という意識付けが目的とのことです。

 

元々は、「残業を減らしましょう」という風潮や呼びかけはあったものの、

何か具体的なデータが周知されるわけでもなかったとのことで、

この仕組みができてからは、スタッフさんの共通認識が

以前より持てているご様子でした。

 

いかがでしょうか?

この仕組みは、上記のような意識付け以外にも、

負荷の多くかかっているスタッフに対し

労務管理者が具体的にフォローするのに役立つかもしれません。

 

また、このように、ある一定期間のデータから、

条件に当てはまるものだけを抜き出す、という仕組みは、

他にも応用可能ではないでしょうか。

・売上が基準を超えている月だけをピックアップする

・稼働率が基準に満たない部門のみをピックアップする

etc.

 

RPAロボットを活用すれば、こうしたデータの集計やピックアップも

ボタン一つででき、大変気軽ですので、

これまではなかなか手が回らなかった様々な見える化を進めるべく、

ぜひRPAをお役立ていただければと思います!

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