RPAコラムRPA-COLUMN
RPAを使ってこんなに効率化できました!(パート3)
こんにちは!
会計事務所RPA研究会事務局です。
【RPAを使ってこんなに効率化できました】
このシリーズも今回で3回目を迎えました。
さて、前回の続き、
顧問先から通帳コピーをもらった場合の効率化について
本日はご紹介したいと思います。
皆様の顧問先の中には、
いまだに通帳のコピー(場合によっては通帳そのもの)を
送ってこられるところもあると思います。
最近はスマホやラインといった便利なツールも多いので、
通帳の写真をそのまま送ってこられる社長さんも中にはおられます。
送られてきたコピーや写真を印刷し、内容を確認し、会計システムに打ち込む。
この作業は、地味に大変です。
申告期限が迫った月末に、ベテランのスタッフに『本当にごめん、至急でよろしく』
と入力してもらうのも、毎度毎度となると気が引けるものですよね。
毎月のこの作業を少しでも自動化すべく、こういったロボを作成しました。
題して【弥生会計 普通預金変換ロボ】
これは、通帳の
●入出金の金額
●摘要
この2つを専用のエクセルに入力し、ロボットを動かすことで、
弥生会計にインポートすることができます。
▼このロボットのメリット
・会計を知らないアルバイトの人でも入力できる(エクセル入力だけ)
・明らかに簡単な仕訳はエクセルで入力してもらえばいい
※例えば、東京電力 → 水道光熱費 など
・エクセル上で補助科目の設定が自由にできる
※普通預金 みずほ銀行新宿支店 など
・事務所のベテランスタッフと比較して人件費が抑えられる
・作業のボリューム資料が来るタイミングに合わせてシフトを増やしてもらえばいい
▼このロボットのデメリット
・アルバイトの人が来るタイミングで、依頼する作業を整理しまとめておく必要がある
→顧問先に早めに資料を出してもらう必要あり、
あるいは入力してもらう資料を多めにストックしておく必要あり ・エクセルの入力方法など、最低限の教育は必要
このロボットを使い始めて、
これまでベテランスタッフに負荷がかかっていた入力の作業が、かなり楽になりました。
また、たとえお客さんが夜中に通帳の写真をラインで送ってきたとしても、
自分が感じるストレスが1/3になりました。(本当はやめてほしいのですが・・・)
前回のコラムでもお伝えしたように、
通帳のデータは、弥生会計のスマート取引やMFクラウドなどを利用して、
できる限り自動でインポートしたいものです。
しかし、それが難しいお客さんが一定数いることも仕方ありません。
そんなお客さんの業務をどれだけ効率化できるのか、
RPAを使うことで、少しずつではありますが、楽になっている実感があります。
また、今回、結果的に嬉しい誤算だったのですが、
[簡単なエクセルの入力作業]という仕事内容で募集をすることができ、
非常に優秀なアルバイトの人を採用することができました。
[会計システムを使ったことがある経験者]の採用がとても難しい中で、
RPAを使った業務フローがあるからこそできた採用だったと思います。
今回ご紹介した【弥生会計 普通預金変換ロボ】もご紹介予定の
経理代行RPAセミナー
お申込締切間近ですので、ぜひご参加くださいませ。