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確定申告真っ最中 ~忙しくなる理由とその解決策~

こんにちは、会計事務所RPA研究会のA子です。

本日は2月28日、確定申告真っ最中であり、
かつ12月決算の法人の申告期限でもあり、
会計事務所で働く皆様はおそらく残業続きかと思います。

私の事務所で働いているスタッフの一人も、
『今月に入って、4時間以上寝ていない・・・』
と言っていました。

日に日に表情が乏しくなり、目力がなくなり、
このままで大丈夫か、、と心配しております。


実はこんなに忙しくなった原因はわかっているのです。

・人が辞めてしまった
→長年働いていたベテランのスタッフが、体調不良を理由に昨年退職されました。
 そのしわ寄せが周りのスタッフにいまだに押し寄せています。

・顧問先の紹介による新規の依頼が多い
→ありがたいことに、顧問先のお客様からのご紹介が多く、
 なかなかお断りすることもできず、働く人は増えないのに案件だけが増えていっています。

・同業者からの依頼が多い
→近年、自分の事務所では処理することができず、同業の会計事務所に依頼するというケースが増えているように感じます。
 特に、年末調整や確定申告といった季節業務に関しては、お話をいただくことが多いです。

今私が働く事務所が忙しい理由は、通常業務+上記の理由から大量の季節業務が重なっているからなのですが、
ではどうしたらこの忙しさを解決できるでしょうか?

・人が辞めてしまった
→これは、辞めない組織を作るしか他ならないと思います。
 残業を減らす、給料を上げる、働き方の自由度を増やす、
 などスタッフが働きやすい環境を整えることが大事ですよね。
 
 単純業務は自動化し、人は人にしかできない付加価値の高い業務に専念することで
 業務時間を短縮し、売上を拡大し、それを給料に反映する、
 DX化を推進し、各々が働く場所、働く時間を選べるようにする、
 まさにRPAやOCRを導入した後の、目指すべき事務所の形かと思います。

顧問先、同業者からの依頼が多い
→これは依頼を受ける前提で考えると、
 『適正価格で依頼を受けること』を徹底し、
 『事務所全体で件数や売り上げを見える化し、スタッフにきちんと還元すること』
 『スタッフのモチベーションを保つ』ことに成功されている事務所がございます。

昨今、インフレにより様々なものの値段が上がっております。
顧問料や申告料など、なかなか値上げを提案しにくい部分ではありますが、
最適な提案、丁寧な仕事ができる事務所は、お客様との信頼関係も強く、
結果的に値上げに成功しているというお話を耳にします。


私の事務所は今年の確定申告は難しいですが、
繁忙期を過ぎたら、上記の2つの解決策を取り入れ、
来年こそは少しでも楽になれるよう
(前述したスタッフが来年は6時間は睡眠時間がとれるよう)
進めていきたいと思います!

 

 

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