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ビジネスにも役立つ「傾聴」
こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。
先日、「傾聴」について学ぶ機会がありました。
ビジネスでも役立つと思い、
今日はコラムに書いてみようと思います。
傾聴とは、人の話をただ聞くのではなく、
注意を払い、より深く、丁寧に耳を傾けることを言います。
自分の聞きたいことを聞くのではなく、
相手が話したいことを受容的・共感的な態度で聴くことだそうです。
人はつい「自分の聞きたいこと」を聞き
「自分の言いたいこと」を言おうとしてしまいますよね。
自分の聞きたいことではない場合、話を遮ったり、
途中で話を引き取ったり、時には反論を始めたりしてしまいがちです。
しかし、コミュニケーションは
「聴く」ことから始まると言われています。
まず十分に話を聴いてもらうことができると、
話し手は、気持ちが軽くなるとともに、
聞き手が自分に関心を持ってくれたと感じて、嬉しくなります。
つまり、コミュニケーションの土台が非常に前向きになるのです。
また、話し手は、話しながら自分の考えを整理できるので、
その後のコミュニケーションがスムーズになる効果もあります。
さらに、自分の話を十分に聞いてもらえると、
相手の話も聞こうという気持ちになれるため、
一層円滑なコミュニケーションにつながっていきます。
(提案などへの扉も、より開くかもしれませんよね!)
こう考えてみると、「聴く」ことは良いことだらけです。
では、どう聴けば「傾聴」していると言えるのか、
その手法について、ここでは詳しく書きませんが、
少なくとも、以下の点を大事にするとよいとのことでした。
●「自分と相手とは考え方や感じ方が違う」という前提のもと、
相手の思いを理解するつもりで話を十分に聴くこと
→自分と違うからと言って、興味を逸らしたり、反論の術を考えたりはしない。
●相手が感情を吐露した時には、その部分を受け取り共感すること
→共感と言っても、同じ気持ちにならなくてもOK。
「辛かったんですね」「それで腹が立ったのですね」のように、
相手の感じている気持ちを理解しようと努め、言葉にすることが大事。
これらのことは、簡単なようで、なかなかできていないように
個人的には感じています。
例えば、落ち込んでいる相手に対して、
「落ち込んでばかりいても仕方ないですよ」だとか
「こんな風に考えてみたらどうでしょう?」のように
相手を思うが故、その気持ちを否定したり、
先にアドバイスを始めたりすることもあります。
しかし、まずは十分に聴き、
「それで落ち込んでいるんですね」「辛かったですね」などと
受け止めることがスタートなのです。
その上で、相手が必要とするならば、
先に目を向けられるような声がけをしたり、
アドバイスなどをする方が良いのだなと感じています。
皆様はいかがですか?
社内や顧客とのコミュニケーションで
「傾聴」できていますでしょうか?
日頃、意識していないと人の話を「聴く」ことは難しいので、
これからは大事な場面ほど意識して「聴いて」みようと思っています。
なお、余談ですが、
「聴く」時の位置関係は、向かい合うのでも横並びでもなく、
「徹子の部屋」のポジションがベストだそうですよ!
ぜひお試しください。