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デジタルネイティブ世代

こんにちは。会計事務所RPA研究会事務局です。

我が家には小学生の娘がおりますが、
生まれた時から、社会にスマホがあるのが当たり前の世代です。

あまり早い内からデジタルの世界に慣れさせると、
リアルな体験が奪われるのでは?という
親としての不安もあり、
無制限にゲームやYouTube等の環境を与えるということはありませんが、

それでも、子ども達は少し使わせただけで、
あっという間にスマホやタブレットの操作を覚えてしまいます。

それに加え、このコロナ禍による休校などの影響もあり、
zoomでの交流やオンライン授業、チャットやメールにも抵抗はなく、
さらに、検索エンジンによる検索能力も
いつの間にやらすっかり上がっているようでした。

そして、先日のことです。

そんな娘が、
自分の趣味に関することで動画を撮ったと言うので見せてもらうと
なかなかの出来。

それをYouTubeに公開したいと言います。

とても迷いましたが、
顔や個人情報の写り込みもなかったこともあり、
いくつかの約束をした上で、YouTubeにアップすることになりました。

その際、せっかくアップするなら・・・、と
その前に動画編集アプリをインストールし、
試しに編集をやらせてみたところ、
タイトルからテロップ、画面の切り替え、音量調整、BGMの挿入など、
全て自力で終えているではありませんか。

全く教えることもなく、
「試しに色々触ってみてね」と言って渡しただけなのに、
どうやってここまでやったのか・・・。
本当に驚いてしまい、娘に尋ねました。

そうしたら、
これまでに他の人のYouTube動画を見ていたから、
用語が出てきても、これのことかな?と想像できた、と。
あとは、やってみたいイメージがあったから、
わからなくなったらYouTubeでそのイメージに近い動画を探して、
参考にして真似をした、と。

なるほど・・・。
これが「デジタルネイティブ」か・・・。

当たり前のように、
デジタルのツールや作品に触れているからこそ、
感覚的に掴めたり想像できたりする部分があり、
その感覚をベースに、
実践をしながら答え合わせをしているような印象でした。

我が家の娘は、まだ小学生ではありますが、
今の中高生も、おそらくこのように、生まれた頃からスマホがあり、
物心ついた時には、デジタルツールやサイトが一般化していた世代でしょう。

そんな彼らが社会に出るまでに、あと数年かもしれません。

その時、なお一層、社会のデジタル化は加速するのではないか、と
心から思わされた出来事でした。

そして、そのようなデジタル化に対応できていない業界や企業は、
就職先としても敬遠されるかもしれません。
そうなると、若い力や新鮮な発想を得ることが難しくなるはずです。
そうした先細り業界の未来は暗くなってしまいます。

あと数年。
多めに見積もっても10年先には、
今と全く違う働き方や価値観、ツールがあるはずです。
人材も多様化しています。

その良さを汲み取って、昇華させていけるかは、
今の我々にかかっているのではないでしょうか。

新しい波を無意識に苦手として遠ざけるのではなく、
いつまでも、学び取り込める柔軟さを持ちたいものです。

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