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テレワーク重視派「4割」は多い?

20代転職希望者の41.6%が
「応募時に『テレワーク』の制度を重視する」
──
就職情報サイトなどを運営する企業が
そのような調査結果を発表していました。

最初にニュースでその見出しを見た際、
「4割もの人が、テレワークを重視しているとは、
 やはりコロナで時代は大きく動いたな」
と感じたのですが、

よくよくそのニュースを聞いていきますと、

テレワーク制度の有無を重視する人の割合は、
新卒学生(2022年卒)では57.2%であり、
転職希望者の方が、15.6ポイント低い結果とのことでした。

「同僚とのコミュニケーションが減る」
「オンオフの切り替えをしにくい」
「文字だけのコミュニケーションでは伝わりにくい」
「転職してすぐにテレワークをすることになったら、
 仕事を習得できるか不安がある」

といった、テレワークによるデメリットの声も上がっているとのことで、

実際に『テレワーク』を経験しているからこそ、
課題も感じている20代が多いのでは、
との推察がされています。

やはり、いざ多くの人がテレワークを実体験してみると、
単にテレワークが「もてはやされる」だけの世論では
なくなるのですね。

とはいえ、
4割の人が重視しているのも事実。

そのニュースによれば、

「通勤時間がなく時間を有効活用できる」
「自分の働きやすいペースで仕事ができる」

という働き手の現実的なメリットはもちろん、

「テレワークの制度がある企業のほうが、柔軟な働き方ができそう」
「コロナ禍でも安心して働けると思う」

という、企業イメージにも直結しているようです。

確かに、テレワーク制度がきちんと機能していれば、
子育て世代・介護世代をはじめ、
従業員本人の傷病、配偶者の転勤など
様々な事情によって安定的な通勤が難しいケースでも、
仕事を継続しやすくなります。

今後ますます日本の労働人口が減っていく中、
いかに従業員に満足して長く働いてもらうか、
いかに良いスタッフを確保していくか、は、
企業にとって大きな課題です。

会計業界も同様ですね。

メリットもデメリットもあるテレワークですが、
少なくとも、必要な時に選択肢として
テレワークがきちんと機能する環境が
今後ますます求められていくのではと考えます。

そして、テレワークもRPAも、
それそのものが、もてはやされ流行するのではなく、
人がより働きやすくなり、よりパフォーマンスを上げるための制度やツールとして
地に足のついた広がりを見せていくといいなと思っています。

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