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たった10分の削減ならRPAはいらない?

こんにちは、会計事務所RPA研究会のS美です。

 

RPAロボットには比較的シンプルなものから

複雑な処理を担当するものまで、様々なものがありますが、

特に前者の場合、そのロボットにより削減できる時間は10分程度

というケースもよく目にします。

 

一方、そのロボットを作成・運用するのにも

相応の手間と時間がかかるわけで、

特にRPA未着手の方にとってみれば、

「それならば、わざわざロボットにやらせず、人手でやってもいいのでは?」

と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

確かにそのお考えにも一理あるのです。

「RPA導入」と一口に言っても、学習や準備も必要ですし、

加えて、導入した後もシナリオ作成や、エラー対応なども必要です。

10分だけと聞くと、腰が重くなってしまいますよね。

 

しかし、それでも私共としては、RPAとの共存を推進しておりますし、

また、実際そのようなロボットを作成された事務所様から

「意味がなかった」というお声を聞くことは基本的にありません

逆に、次のロボットを作るべく、ご相談に乗るケースが多くなっています。

 

それはなぜでしょうか。

 

ご存知の通り、会計事務所のビジネスモデルとしては、

規模の小さなクライアントを、数多く請け負うモデルとなっています。

つまり、多くの業務において、

クライアントごとに同じ作業を何度も繰り返さなければなりません

そこが肝なのです。

 

少し簡単な例で計算してみましょう。

会計事務所に勤務するスタッフ1人が担当する件数は、

平均15〜20社程度と言われていますので、

仮に5名のスタッフが在籍している場合、

その事務所には、75社〜100社程度のクライアントがいます。

 

この場合、1回1回の作業はたとえ10分であっても、

それを100社分繰り返せば1,000分になりますね。

そして、仮にそれが毎月の作業だった場合、

1,000分×12ヶ月で12,000分(=200時間)もの時間を

スタッフから奪っていることになるのです。

逆に言えば、その作業をRPAに任せると、

それだけの時間をスタッフに生み出すことができます。

 

しかも上記の計算は、

たった1つ(10分)の作業についての計算ですから、

RPAによる10分の自動化を、あと1〜2種類だけでも

上乗せしたらどうでしょう。

先ほどの計算例でいうと、年間400〜600時間の削減になります。

 

いかがでしょうか。

実は、RPAとの共存を軌道に乗せている事務所というのは、

複雑な処理を担当するロボットだけが、

メインの効果をあげているのではありません。

むしろ、10分程度を削減するようなロボットを複数稼働させ、

totalで大きな効果をあげているのです。

 

そして、シンプルなロボットの方が、

当然ながら作成も運用もシンプルですよね!

 

つまり、シンプルなロボットこそ、名実ともにまずは大歓迎であり、

「複雑で効果の高いロボットを作らなければ意味がない」と

気負う必要は全くないのです。

 

ぜひまずは気軽にRPAとの共存を考えていただければ嬉しく思います。

 

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