RPAコラムRPA-COLUMN
弥生会計スマート取引取込ロボット
◎記帳の自動化の流れ
記帳入力の自動化は、近い将来税理士の仕事を変革させる一つになります。
現在は、一部の機能に留まる自動化も、将来的に完全自動化、最低でも8割自動化にはなります。
◎会計事務所で圧倒的なシェアをほこる弥生会計の自動仕訳(“スマート取引取込”)
会計事務所の中で約半分の事務所が使用している弥生会計。
弥生会計の仕訳一部自動化がスマート取引取込。
領収書をカメラやスキャンで自動的に仕訳を行うというものです。
◎会計事務所で一番活用されている“スマート取引取込”の事例
この弥生会計スマート取引取込が一番会計事務所で活用されているのが、
銀行取引の自動仕訳です。
顧問先から銀行取引のCSVを送ってもらい、
当該データを弥生会計スマート取引取込を実行することにより、
銀行取引の自動仕訳を行うことができます。
(もちろんチェックは必要です)
◎スマート取引取込ロボット
顧問先からCSVで送って頂いたデータを、RPAが自動で弥生会計を立ち上げ、
弥生会計スマート取引取込に実行するというものです。
顧問先からCSVを送ってもらえれば、あとは弥生会計を人間が立ち上げる必要もなく、
預金の仕訳が完成しています。
人間は、仕訳チェックを行うだけのものです。
当該ロボットは、RPAの中でも簡単にできるロボットです。
是非、作成して試して頂ければ、より自動化が進みます。
◎顧問先の30%で使った“スマート取引取込”の使用感
最初の登録にも時間がかかるわけではないし、
毎月確実に便利になっているという実感があります。
印象として、かなり便利になると皆さん感じるでしょう。
◎顧問先へスマート取引取込を増やすための努力
やはり、顧問先への協力は必要不可欠です。
弥生会計ユーザーの顧問先ほぼ全てに、“スマート取引取込”を導入したいですが、
現在銀行取引をCSVで送って頂ける顧問先が30%のため、導入率も30%になっています。
毎月、スマート取引取込の顧問先を増やす努力、顧問先への協力要請を行っています。
スマート取引取込を行うことで、少しでも時間が空いたところを
付加価値の高い業務にシフトチェンジしていっています。
◎今後の会計事務所にとっては非常に大切な機能
今後会計事務所の勝ち組と負け組、生産性の高い事務所と低い事務所の差は
自動化がどれだけ“早期”に、“多く”の業務を行えるかによります。
自動化の機能をいち早く取り込み、その流れにのって、
記帳代行から色々な業務を自動化を行うことが必要です。
自動化の第一歩として、“スマート取引取込”は非常に扱いやすい機能です。
また、“スマート取引取込”を行うためには、顧問先の“紙媒体からの脱却”が必要不可欠です。
“紙媒体からの脱却”は、今後の会計事務所の生産性向上の全ての肝になります。
是非、皆様の事務所におきましても、
まだ“スマート取引取込”を機能を使われていない事務所は導入して頂き、
現在導入している事務所におきましても、より導入率を上げる取り組みを行って頂ければと、
過渡期における会計事務所の経営に関して、他の事務所より優位性を確立できると考えています。