RPAコラムRPA-COLUMN
固定費の削減と現預金の重要性
現在チャリティーセミナーを行っています。
その際に、顧問先に行っていることの共通点は、固定費の削減と現金の重要性という項目です。
当たり前ですが、企業が継続を選択した場合に重要なことは、利益より現金です。
◎顧問先へのアドバイス
私も本日も顧問先に伺ってきましたが、この2つは必ずお話致します。
銀行からの借入額で返済の心配をされる方も当然おられます。
やはり、今後の見通し、事業計画のお話をさせて頂きます。
ただし、今回の場合はコロナの影響をどの程度考えないといけないのかが、非常に難しい問題になります。
本日も、今また感染者数が増えているのは、第二波なのか、それとも第一波の延長なのかという話になりました。
第二波であれば、少し規模が小さくなれば、第三波はより低くなる可能性があると、本日の社長は考えられていました。
不確実性の高いコロナをどのように、考えるかは非常に難しいところです。
基本的に、事業計画を立てるときは、最も保守的に考えるという基本に立ち返ればよいと考え、アドバイスを行ってます。
◎固定費の削減
固定費の削減で一番頭を悩ますところが人件費の部分です。
顧問先の多くの会社の売上は前年比割れしています。
その中では当然、売上に対する人件費の比率は上がります。
目立つ勘定科目になります。
逆に接待や、出張旅費は減少傾向にあると共に、今後もZOOMなどの遠隔でも打ち合わせができる仕組みが根付いてきましたので、減少傾向にあると考えます。
売上の戻りをどのように考えるかで、人の雇用も変わってきます。
中小企業の代表の多くは、できるだけ雇用を守りたい、売上を元に戻すという意気込みです。
当然のことだと思います。
ただし、私たちの仕事はあくまで客観的な数字に対するアドバイスです。
社長の意見をしっかり聞き、自分の考えを発言して、将来の予測をする。
その結果、どれくらい現預金が不足するか、どれくらい固定費を削減するかにつながってくると考えています。
他の事務所と情報交換する時期だと思いますので、積極的に仲間と連絡を取り合うことをお勧め致します。