RPAコラムRPA-COLUMN

RPAの2つの弱点を補うAI-OCRの補完力

RPAとAI-OCRは、親和性が高いと言われています。

 

今回は、RPAの弱点を補うAI-OCRの特徴について、説明していきます。

 

まずは、RPAの大きな二つの弱点についてです。

今まで、RPAをチャレンジしたものの、途中で挫折したり、今滞っている方は、この二つのどちらかに当てはまるケースが多いのではないでしょうか。

 

1つめは、ロボット作成に時間がかかる、ロボット作成がうまくいかないということです。

ロボット作成に関する問題で、ロボット作成がなかなか通常業務にプラスして行うことが難しかったり、このロボットを作成したいと思っても、エラーばかりでなかなかうまく起動しないケースです。

 

このケースに関して、会計事務所RPA研究会では、皆様からレシピを頂いたり、個別フォローで補完してきました。

しかし、AI-OCRと組み合わせることによって、原資資料のCSV化まではしてくれるので、当該CSVを加工することは、エクセル内で容易であるために、原資資料のパターンを制限することができます。

 

つまり、今まで多種多様な原資資料があったために、無限にも近いロボットをのサンプルが必要となりました。しかし、AI-OCRにより、ほぼ単一のCSVデータになることができれば、そこから作成したいロボットへのパターンはかなり減ることができます。無限のパターンが数十くらいのパターンまで減少します。ここまで数を減少することができれば、サポートメンバーがほぼ全てを網羅することができます。皆様に行って頂けることは、レシピのコピーによりほぼ即時使用することもできますし、サポートメンバーにご相談頂ければ、1日で使えるロボットの完成致します。

 

今まで、ご自身の事務所でロボットを作成しなければいけないと思った負荷が一気に軽減できることになります。

 

2つめは、どんなロボットを作成したらいいか分からないという点です。

簡単なロボットは作成し、運用もできていますが、応用的な作業時間を大幅に削るロボットの作成に関し、頭を悩まされる方も多くおられます。この結果、費用対効果は合わない、人が行った方が早いという結論に至ることになります。

 

AI-OCRは、そもそも、一つのAI-OCRの機能に関して、一つの作業の軽減を行うというものです。よって、何を作っていいか分からないということはありません。

 

逆に、AI-OCRでは、これしか作れないという意味では、とても分かりやすいかもしれないです。RPAは自由で多くのことができる可能性があるために、何をやればいいか分からないということになります。しかし、AI-OCRは、一つのことしかできないために、分かりやすいということになります。また、AI-OCRで一つのロボットを複数実際にご使用頂けることにより、RPAでできることを再認識して頂いたり、イメージを持って頂くことにより、RPAでできる自由なロボットの発想が湧いてくる可能性もあります。

 

今後AI-OCRでは、今まで人がやってきて、ある程度の時間を要してきたことに着目した機能を作成、追加していく予定です。

大手の事務所でも完全自動化へは、まだまだ遠い道だと聞いています。

テクノロジーは、日々進化致します。

テクノロジーの進化を享受し、自動化へ積極的にチャレンジしていく、そういった事務所が今後大きく利益を伸ばすことになります。

 

一方、これだけテクノロジーが日進月歩で進化していく中で、昨年と同じことを行うでは、やはり事務所経営はどんどん厳しくなっていきます。常にチャレンジして、毎年新しいことを取り入れる努力をする。ツールはしっかり、今の事務所の現状に即して考えるものの、一度決断したツールに関しては1年以上は腰を据えて行ってみる。もし、うまくいかなかった場合にも、うまくいっている事務所メーカーに聞いてみるという努力をしてみることが、大切です。

 

一度、RPAに挫折した方にこそ、AI-OCR+RPAを一度試して頂きたいと思います。

 

 

 

 

最新のRPAコラム

RPAコラムカテゴリー