RPAコラムRPA-COLUMN
5月9日開催 サン共同税理士法人様 テレワークセミナー
今回は、5月9日に当社主催で行われました、
サン共同税理士法人様の朝倉代表からテレワークセミナーについての第2回目がありました。
前回は、税理士法の解釈の部分を中心に分かりやすく説明頂きました。
今回は、実際の誓約書や動画等も使って頂き、
より実践的な内容のセミナーを受講することができました。
◎テレワークを導入するに際して(会社側のメリット)
サン共同税理士法人様の場合には、緊急事態宣言が出されたから
テレワークを導入したという訳ではないです。
元々、テレワークを行うことに大きなメリットを感じておられたので、
緊急事態宣言の前からテレワークを実施されていました。
サン共同税理士法人様が考えるテレワークを行うことによる
会社側のメリットの主なものは、以下になります。
・生産性向上
→通勤時間がないことや、私語や人の目を気にしないで作業を行うことができるために、
集中して業務を行うことができる結果生産性向上に繋がります。
・人材確保
→求人媒体では、なかなか税理士法人の求人は難しいですが、
テレワーク・在宅勤務であれば応募はかなりあります。
・事業継続
→今回のような不測の事態に際して、外に出られない場合にも、
いつもと変わらない安定した業務を行うことができます。
・コスト削減
→通勤交通費やフリーアドレスでの事務所の面積を減らす等、コストの削減効果も大きいです。
◎テレワークを導入するに際して(職員側メリット)
・快適な勤務環境
→特に女性に多いですが、通勤の満員電車に乗らずに、自分の環境で仕事ができます。
・収入増加・コスト削減
→しっかりとテレワーク勤務に関しての管理体制・評価体制が整っていれば、
1日の時間は通勤その他減ることも含めて時間単価は増えます。
◎サン共同税理士法人様のテレワーク勤務者における管理方法
しっかりとしたタイムレート(例えば1か月の売上を100万に設定したのであれば、
月160時間で100万の一人当たりの売上を目指すなど)、
特に1か月の売上をしっかり認識することを意識付けます。
災害、インフルエンザ等、遠隔でもしっかりと仕事ができる環境を整備する必要があります。
◎サン共同税理士法人様のテレワークの対象者
・会社が認めた人(一定数の勤務実績)
→一定期間の勤務実績があり、テレワークへ移っても生産性が向上すると認めた人です。
・誓約書等の書面整備
→税理士法等や会社のリスクをしっかり説明し、認識してもらい、誓約書の提出をした頂く。
◎テレワークにおける大事なツール
・ペーパーレス→電子調書
・PC環境の仮想化→仮想環境
・業務効率化→業務管理ツールAMS
・PC作業の自動化→RPA導入
◎テレワークにおける業務効率化の一部
1完全ペーパレス化(ドキュワークスを利用したチェック体制)
2テレワーク勤務対応
3所長の業務負担軽減
4快適なPC作業環境(3台のPCを利用したPC環境)
5業務品質の向上
6スタッフの効率的な育成
7コスト削減
◎サン共同税理士法人様朝倉代表のテレワークセミナーを受講した感想
サン共同税理士法人様のテレワークは
税理士法人の中でもかなり進んでいるという印象です。
是非、全ての会計事務所の方に聞いて頂きたい内容でした。
事務所の風景を動画で撮影頂き、ノートPCで作業を行い、
会計を見る横型モニターと、申告書作成する縦型モニターも
生産性向上には貢献していると感じました。
ペーパーレス化は、今後の会計事務所の未来で勝ち組と負け組を決める大きな差になります。
テレワークセミナーではありましたが、
朝倉代表はテレワークも事務所全体のシステムの一部だという認識です。
ドキュワークス、RPA、テレワーク等、
今後の会計事務所の新しい形を示している事務所だと改めて感じました。
朝倉代表、この度は貴重なお話をして頂き、本当に有難うございました!!