RPAコラムRPA-COLUMN
税理士試験
税理士試験終了、ご苦労様でした。
1年間かなりの勉強をした成果が出た方、思うようにいかなかった方、色々な方がおられると思います。
今回は少し私の受験時代を振り返ってみたいと考えました。
私は、中学の時には、税理士になると決めていたので、スタートは早い方でした。
大学1年生の4月から専門学校に行きダブルスクールを開始しました。
大学1年生6月日商簿記3級、大学1年生11月日商簿記2級、大学2年生6月日商簿記1級と進みました。
大学2年生の9月から専門学校の税理士コースに進みました。
弊社の代表は、私の同級生です。
彼もほぼ同じような道を歩んでいます。
私はどちらかという専門学校の成績があまり良くなく、当時専門学校で上位3割が合格のボーダーだと言われていた時代に、専門学校で半分くらいの成績でした。(ちなみに弊社代表は全統練で10位前後くらいの優秀な成績でした)
私が受験した際の財務諸表論は、過去の税理士試験で一番難しかったのではという試験でした。
専門学校の合格ボーダーラインが11点、合格確実が16点でした。
平均で7年かかるといわれている試験です。
でも、7年間の勉強スケジュールなど組めないので、毎年が勝負です。
殆ど全ての方が、社会人になって合格しています。
私たちの時代で2年間で合格した方は全国でおられなかったと思います。
税理士試験は、社会人も学生もどちらが有利は特にないです。
どれだけ勉強時間を確保するか、隙間時間を有効するかにかかっています。
結局、合格する人は、他の人より1分でも多く勉強した方だと思います。
私の勉強方法はあまりお勧めできませんが、寝るときに1時間ごとに目覚まし時計をセットして目が覚めた瞬間に理論1問をできるチェックするという勉強方法でした。
計算は練習の積み重ねである程度できるようになります。
理論は、焦ったり、横断的な応用問題も出るために、頭がボーとしているときでも、反射的に回答できるように努力しました。
結果理論で、焦ることはなく平常心でできました。
ただ、体調管理が難しいので、あまりお勧め致しません。
私の印象としては、この試験はどこかに必ず難しい場面がくるという印象です。
私は大学時代は調子が良かったですが、社会人になり調子を維持することができませんでした。
逆に弊社の代表は、大学時代は調子が上がりませんでしたが、社会人になり順調に合格を積み上げました。
皆様もスランプや結果が多少でなくても、人生は長いし、この試験は長丁場ですので、必ず報われる時期は来ます。
また、私は試験前、GW明けには現実逃避ばかりして、なかなか集中することはできませんでした。
しかし、GW前の貯金で何とか合格することができました。
逆にGW明けに一気に調子を上げる方もいます。
自分のペースをしっかり考えれればと思います。
あとは、合格後、独立するのか、大きな事務所で勤めるのか、税を深めていくのか等を考えると試験の合格が目標ではなくなり、世界は開けてきます。
私も弊社代表とずっと一緒に勉強してきましたが、専門学校の勉強の話より、合格してから一緒に独立して、このような事務所を作ろうという夢ばかり話していました。
その話の多くが今現実のものとなっています。
もちろん、実現できなかったこともたくさんありますが、合格後の夢を描くことはとても大切です。
もうひと踏ん張り、もうひと頑張りできます。
まずは、今年の受験は終わりました。
8月はいっぱいプライベートの時間を楽しんでください。
試験も仕事も当たり前でめりはりが大切です。
今、無理してリフレッシュせず勉強するよりも、来年の専門学校に授業が始まるまでは、プライベートを重視してください。
私は、大学生活の4年間ずっとダブルスクールとアルバイトでした。
今も仕事が殆どの生き方です。
でも、とても充実しています。
仲間は良いものです。
是非、色々な仲間、本当に大切に想える仲間を作って受験を乗り越え、合格後も仲間探しの旅を続けて下さい。
私は、今回のRPAでも本当にかけがえのない仲間がたくさんできました。
それが財産であり、頑張れる源です。
12月に多くの皆様の元に良い知らせがくることを願っています。